ゆうしんの格闘技見聞録

格闘技や武道・武術について思った事を気ままに書いていくブログです

朝倉海の提案と那須川天心の大晦日の相手は?

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

朝倉海が那須川天心とのミックスルールでの対戦を提案(TOKYO HEADLINE WEB) - Yahoo!ニュースの記事を見て思うことと、那須川天心の大晦日の対戦相手によってメインイベンターがどうなるか個人的な意見を書いていきます。 

 

1:朝倉海那須川天心にミックスルールで対戦を提案したことについて

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 朝倉海が、堀口恭司をキックボクシングルールで負かした那須川天心とミックスルールでの対戦を提案したが、一部の層は盛り上がるかもしれないが個人的には勘弁して欲しいと思います。

 キックボクシングでも朝倉海なら通じるかもしれないが、那須川天心との対戦だと経験で那須川天心に一日の長があります。よって朝倉海は不利な展開が予想できます。

 那須川天心MMAでも試合をしてKOや一本を取って勝っていますが、朝倉海相手ではMMA独特の打撃の間合いになるので朝倉海の有利は揺るぎません。

 以上を踏まえてミックスルールは一見平等ですが、長島☆自演乙☆雄一郎青木真也の試合みたいなことになり得る可能性があるが、朝倉海那須川天心もクレバーな戦いができるので塩試合になるリスクがあります。

 朝倉海RIZINMMAを背負う存在であり、那須川天心はキックボクシングをメジャーにする役割があるのでこの試合で消耗して欲しくないのでこの試合は勘弁して欲しいです。

 

2:那須川天心の対戦相手によってはメインが朝倉海VS堀口恭司になるかも

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 テレビ局的には那須川天心知名度を利用して対戦相手を問わず那須川天心をメインにしたいところがありますが、朝倉海VS堀口恭司という注目カードをメインに据えてもいいのかなと思います。

 朝倉海VS堀口恭司を大晦日のメインにしたい理由は4点あります。1点目は堀口恭司朝倉海に負けてRIZINのチャンピオンベルトを非公式に朝倉海に渡して取り返すストーリがあること。2点目は朝倉海がもう一度堀口恭司を倒して正式にRIZINのチャンピオンになること。3点目は堀口恭司MMAでしかもKO負けは初めてだったので、どのようにリベンジをするか。4点目は朝倉海堀口恭司というRIZINの主役が戦うことです。

 那須川天心をメインに据えたい場合は「3:那須川天心が大晦日のメインを飾るのに相応しい相手は?」に書きます。

 

 

3:那須川天心が大晦日のメインを飾るのに相応しい相手は?(条件はRIZINキックボクシングルール)

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 ⑴武尊

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 やっぱりこの対戦は絶対に避けては通れません。もし、実現したらこれをメインにしないといけません!

 朝倉海VS堀口恭司も素晴らしいカードですが、この対決の注目度は日本一ですので、これを見ないと年は越せませんしメインカードとして申し分ありません。

 那須川天心VS武尊の記事は格闘技ブームを取り戻すための切り札として以前にも記事を書きましたので参考までに読んでください。
yushin0502mma.hatenablog.com

 ⑵ロッタン・ジットムアンノン

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 去年のRISEで辛くも那須川天心が勝利しましたが、お互いに消化不良な感じでした。那須川天心としても更に飛躍するために避けては通れない相手です。

 このカードもメインとしてありだと思います。以前はAbemaTVでしか放映されていなかったので注目度はありながら地上波で見ることができなかったが、那須川天心を苦戦させた相手のリベンジマッチであり、成長した那須川天心を見せる上ではうってつけなのでメインイベントでやるのもありだと思います。

 ⑶武居由樹

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 武居由樹K-1で注目のファイターですが、昨今の鎖国主義のK-1なので知名度的には今ひとつかもしれませんが実力は那須川天心の対戦相手としてメインを張ってもおかしくありません。

 武居由樹は過去にアマチュア時代に那須川天心と試合をして1−1のドロー判定でしたのでその時の決着を着けるというストーリーがあって面白くなりそうです。

 武居由樹の実力と過去の因縁を持ち出せばメインとして申し分ありません。

 ⑷ルイス・ネリー

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 山中慎介との試合でドーピングや体重超過で日本で相当嫌われていますので、KOされる姿を見れるかもしれないのでメインにしても面白いと思います。

 試合としてはルイス・ネリーのハードパンチを那須川天心はどのように回避してルイス・ネリーにダメージを与えるかがポイントになります。

 個人的な妄想ですが、那須川天心はローキックを軸にルイス・ネリーの脚を潰しにかかり、脚を警戒したところに天心キックを顔面に入れてダウンを取り、蹴りを嫌がった所にパンチラッシュを仕掛けてKOで勝ちます。

 ⑸上記の実現度とプロモーターの見せ所?

 はっきり言って全ての試合の実現度は現実的ではありません。武尊は鎖国主義のK-1がGoサインを出すか怪しいし、武居由樹は12月28日の試合が決まっているので不可能です。ロッタン・ジットムアンノンはONEのチャンピオンなのでONEと専属契約をしているし、ルイス・ネリーは現役のプロボクサーなので不可能です。

 榊原信行がどう出るか分からないが、世間をアッと言わせるような相手が出てくることを期待していますし、那須川天心の無駄遣いはしないで欲しいです。昨年のメイウェザーみたいなことにならなければいいが・・・

 

サンドバッグの練習について

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

昨日、久々にマガジムでサンドバッグのクラスに出てインストラクターの言葉が刺さったので記事にします。

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1:サンドバッグのメリット

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 ⑴全力で打ち込める

 サンドバッグは生身の人間ではないので気軽に全力でパンチやキックを打ち込めます。それにより全力で打ち込む感覚を養えます。

 また、自分の力を出し切ることによってストレス解消にもなります。殴りたくなるくらいストレスが溜まっていたらサンドバッグを殴ることを強くお勧めします。

 ⑵動かない

 サンドバッグは自ら動かないので、正しいフォームを意識して打ち込む練習にもうってつけです。動かないことによって当てる感覚を養い、自分の距離を意識する練習にもなります。

 ⑶運動量が豊富

 サンドバッグの運動量は、動かないものを全力でかつ連続で打ち込むことでフィットネス的にもとてもキツいです。なので運動量は豊富です。

 

2:サンドバッグのデメリット

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 ⑴動かない

 メリットでもあげた内容ですが、動かないことによって自分の意志だけで打ち込むことになり、ガードやステップといった戦う動作を疎かにしてしまうことが現れてしまいます。

 ⑵意識を持たないとフィットネスになってしまう

 サンドバッグを相手と見立ててガードやステップを意識しないと、実際に対人でやる場合、ガードやステップをせずに立ち止まって攻撃する癖がついてしまうので、サンドバッグだろうと相手と見立てて攻撃を貰わないようにガードやステップを徹底させないといけません。

 戦う意識を持たずにフィットネスを目的とする方はデメリットは関係ないですね。

 

3:サンドバッグでの練習で上記を踏まえて意識すること

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 メリットとデメリットからサンドバッグの練習で心掛けないといけないことは、サンドバッグを相手と見立てて、打撃部位を意識することにより相手に的確にダメージを与える打撃の感覚を養うのと、ガードやステップを意識することにより、相手の攻撃を貰わないようにする意識を養うことでサンドバッグの練習がより効果のある内容になります。

 疲れた時にこそガードやステップ、フォームを意識することで自分のものにできます。

 サンドバッグのメリット・デメリットは格闘技や護身するために意識する内容になるものです。

RIZIN 19 朝倉海VS佐々木憂流迦戦を自分の視線で見た感想

押忍!

皆さまお疲れ様です。

季節は秋らしく涼しくなってきましたが、格闘技界は大晦日に向けて熱くなってくることを期待しています。

今日もRIZINの感想文になりますがお付き合いください。

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逞しい身体を手に入れるために必要なことはトレーニングと栄養! 

1:今回の試合展開

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 朝倉海佐々木憂流迦の寝技対決に引き込まれないように間合いを取りつつ、打撃を仕掛けやすい距離を取ってパンチラッシュを仕掛けていきました。

 対する佐々木憂流迦朝倉海が接近したところに組み技を仕掛けて行くも朝倉海に警戒されて距離を取られました。

 朝倉海が組み付いてきた佐々木憂流迦に対してパンチを浴びせて寝技に引き込もうと佐々木憂流迦が倒れたところにパウンド(下にパンチを振り下ろす)を仕掛け、腕を取られそうになったところにRIZINルールを有効に活用した4点ポジションの顔面への膝蹴りをしたり、グラウンド状態のサッカーボールキックを仕掛けたり踏みつけを仕掛けるチャンスもあったが、チャンスと見るやパウンドで止めを刺そうとしたところに審判のドクターチェックが入り、ドクターストップのTKOで朝倉海が勝利しました。

 

2:朝倉海は兄、朝倉未来佐々木憂流迦の分析についての個人的な見解

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 これは個人的な見解ですが、佐々木憂流迦は寝技が強いので、寝技に持ち込まれる前に打撃で仕留めようと作戦を立てていたと思われます。

 組まれる前にパンチで迎え撃つ、わざと寝たときに隙を見てパウンドを打ち込む、寝技に引き摺り込まれそうになった時は顔面に膝蹴りを打ち込むと寝技に持ち込まれる前に打撃をしてダメージを与える作戦を徹底していたと思われます。

3:佐々木憂流迦朝倉海をどのようにして迎え撃とうとしていたかについての個人的な見解

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 朝倉海の打撃は強烈なものと分かったいたので、ある程度の被弾を覚悟して寝技に引き込むか、パンチに合わせてタックルを仕掛けてテイクダウンを取るしかないのかなと思います。

 それでも被弾したらそれをきっかけに連打を食らうリスクがあるので、寝技に引き込むには打撃戦に持ち込まれないように距離を詰めて組み合いに持ち込むしかないのかな・・・

 

4:この試合についての感想

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 堀口恭司からKO勝ちをもぎ取った朝倉海は、UFC帰りの佐々木憂流迦に勝たなければならない試合であると同時に、対する佐々木憂流迦堀口恭司との戦う権利を賭けて負けられない戦いでありお互いの意地と意地のぶつかり合いを期待していましたが、朝倉海のパンチラッシュやパウンドの威力があったのであっという間に終わってしまって物足りない点もありましたが、朝倉海の凄さを更に高める結果になりました。

 観戦に来ていた堀口恭司朝倉海の凄さを認めて、自分が持っているチャンピオンベルトを朝倉海に預けた行為は、「次はお前を倒してベルトを返してもらう!」という力強い意志表示を見せてくれました。

 これを踏まえて大晦日堀口恭司VS朝倉海戦がRIZINのベルトを賭けた試合になり、熱くなってきました。大晦日が楽しみです。

RIZIN 19 RENA 対 アレキサンドラ・アルヴァーレ戦を見て感じたこと

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

RIZIN 19 に関する記事が連続していますが、RENAがあっという間にKO勝ちを決めたことで私なりに感じたことがあるので書きます。

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1:RENAはやっぱりストライカ

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 RENAは総合格闘技の試合に何度も出場して結果を残しているが、勝因は打撃によるKOや打撃主体でのスタイルでグラウンド勝負にならずにいることです。

 一昨年の大晦日に朝倉カンナにバックチョークで敗れてから寝技対策を入念にしてグラップラー対策をして総合格闘技仕様にバージョンアップをしていました。その結果、それなりに寝技に対処できるようになっていましたが、今年の6月に行われたベラトールでリンジー・ヴァンザントに打撃では優位に立っていたものの裸絞めで敗れてしまい自分のスタイルを見失っていました。

 今回の試合では原点回帰として打撃主体でKOを狙うスタイルに戻したので強いRENAが帰って来たといえます。やっぱりRENAはストライカーだという結果でした。

 

2:対戦相手もストライカーだから打撃戦で行くと決めていた?

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 対戦相手のアレキサンドラ・アルヴァーレもキックボクシングで培った打撃テクニックとアグレッシブなファイトスタイルで打ち合い上等な展開が期待されていました。

 予想通りRENAも打ち合い上等だと言わんばかりに打撃戦で行きました。アレキサンドラ・アルヴァーレはジャブを放ちRENAを牽制するも、RENAもジャブから前蹴り、ストレートパンチ、パンチラッシュと攻め立ててアレキサンドラ・アルヴァーレをKOさせました。これにはあっという間に終わったのでびっくりしました(笑)

 

3:自分のスタイルを確立させることが大事

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 RENAはこの試合で打撃主体のストライカーであることを再認識しました。総合格闘技に対応するためにレスリングや寝技の技術を習得することも大切ですが、自分の得意なスタイルを見失っていては本末転倒なのかなと思いました。

 RENAではないですが、自分の得意なことを活かす為には自分の得意なことばかりを磨くのではなく、苦手なことを取り組んだり、他のものにも目を向けて引き出しを増やして行くことの必要性を感じました。また、他のものを取り入れることに夢中になる余り、自分の得意なことが見失ってしまっては本末転倒なので自分の得意なことを軸として自分を持つことで引き出しを増やしていけば自分の得意なことが更に活きてくるでしょう。 

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4:おまけ

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 RENAまでにゃんこ大戦争を味方につけたか・・・

 しかも、日本語と英語版(笑)

 

RIZIN19 山本美憂VSハム・ソヒの試合内容と照らし合わせた自分の課題

押忍!

皆さま、お疲れ様です。今回は台風19号で被災された地域等のご無事を祈ります。

RIZIN19が何事も無く開催されて1ファンとしてホッとしています。

今回の山本美憂VSハム・ソヒの試合内容の記事を書く理由は、自分のファイトスタイルが山本美憂に近いので、これを分析することにより山本美憂の課題≒自分の課題となるからです。

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1:山本美憂VSハム・ソヒの試合結果(ネタバレ注意)

 皆さまご存知かもしれませんが掲載します。

 2R 4分42秒 ハム・ソヒのTKO勝ち

 

2:山本美憂VSハム・ソヒの試合展開

 ⑴第1ラウンド

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 開始してからハム・ソヒは右手を伸ばしたりジャブを打って山本美憂のタックルを牽制し、山本美憂はタックルして倒す機会を伺っていたがハム・ソヒの打撃を警戒して中々タックルに行くことができなかった。

 山本美憂レスリングの世界チャンピオンの技術を発揮してハム・ソヒの牽制をかいくぐってタックルを仕掛けて倒したがマウント・サイドマウントといった山本美憂のポジションに持って行けていなかったのが苦しい。脚関節を極める技術があれば勝つチャンスもあったと思われる展開があっただけに勿体ないと感じた。

 対するハム・ソヒは、山本美憂レスリング技術を警戒していたか、タックルされても教科書通りのスプロール(タックルを切るテクニック)でタックルを切ったり、倒されても山本美憂のポジションであるサイドマウントに持って行けないようにしていた点が目立っていた。

 ハム・ソヒは山本美憂に対して打撃主体で攻めて、倒されても自分の有利なポジションをキープするために首を押さえて打撃を加えて試合を支配している感じがした。

 フィジカルでは山本美憂が勝っているのでパワー勝負でひっくり返している場面もあったが、ハム・ソヒは抜かりがないのでパワー勝負をせずに自分の有利なポジションをキープしていた。

 第1ラウンドは山本美憂がタックルを仕掛けてハム・ソヒを押すも、対するハム・ソヒはタックルを切ったり頭を押さえて自分のポジションをキープし、得意の打撃で展開をリードしていた。判定でもハム・ソヒがリードしている感じがした。

 ⑵第2ラウンド

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 開始早々、ハム・ソヒはパンチ主体の打撃で仕掛けて山本美憂は打撃戦に付き合わざるを得ない状況を作った。山本美憂はタックルを仕掛けるチャンスを潰されたので仕方なくパンチやキックで応戦し防戦一方な感じだった。

 山本美憂はテイクダウンを取ることで勝機を伺っていたので果敢にタックルを仕掛けたが、ハム・ソヒに見切られて見本となるスプロールをされて切られたり、頭を押さえてテイクダウンに持って行かれないようにと防がれてしまった。

 ハム・ソヒはタックルを防いで山本美憂を亀にして上をキープして側頭部に打撃を加えて倒しに行った。そこでも山本美憂は防戦一方だったが、亀のポジションから持ち上げてハム・ソヒをひっくる返して反撃に転じることが出来たが、コーナーで位置が悪かったので次に繋がらなかった。

 山本美憂はタックルを切られてもブルドーザーのように押し切って自分の有利なポジションを作ろうとしたが、リングサイドでロープアウトしてしまったりロープに絡まったりして膠着してしまってブレイクがかかってしまう場面があった。

 ハム・ソヒはタックルを切って亀の位置で上をキープして側頭部に打撃を与えるプランを実行し、山本美憂の右側頭部の出血させて俄然有利になった。タックルを回避して山本美憂のバランスを崩してRIZIN特有のサッカーボールキックをするシーンもあって見応えがあった。

 勝負を決めたのはハム・ソヒの山本美憂対策としてタックルを切って亀のポジションで上を取ることにより側頭部に打撃を加えた結果、ハム・ソヒはTKO勝利を収めた。

 

 双方の要因は「3:試合展開から見たハム・ソヒの勝因4:試合展開から見た山本美憂の課題」に詳しく書きます。

 

3:試合展開から見たハム・ソヒの勝因

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 この試合から見たハム・ソヒの勝因は、徹底した山本美憂のタックル対策が功を奏して自分の有利なポジションをキープしたことにあります。

 ハム・ソヒは打撃を得意とするファイターであるので組まれたり倒されたりすると不利になるので山本美憂みたいにレスリングが強いタイプに苦戦を強いられるのかなと思いましたが、思いの外、対策を講じてきたので苦戦をしている様子はありませんでした。

 タックルを切ることと切ってからの対応が良かったので下になる展開が目立たなかったので山本美憂の得意な形であるマウント・サイドマウントからのパウンドを食らわずに逆に亀の状態にしてパウンドを加えることが出来たことです。 

 パワー面では山本美憂が上回っていてもハム・ソヒには技術的な上手さがあったのでパワー勝負をさせなかった点も良かったです。

 

4:試合展開から見た山本美憂の課題

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 この試合から見た山本美憂の課題は技のレパートリーの少なさです。いくら強靭なパワーがあっても上手い相手に警戒されてパワー勝負をさせてはくれません。

 強靭なパワーや素晴らしいレスリング力をもっと活かした戦い方をするために必要な技術は、チョークや関節技を展開することです。

 また、強力なレスリング技術を警戒されて打撃戦に持ち込まれてしまうので、レスリングに持ち込むための打撃を展開するか、強靭なパワーを活かした一発のある打撃でも身に付けておけば一発に警戒してレスリングに持ち込んで得意な形に持っていけると思います。

 この試合でいえば、組み合う場所だったりレスリングにも柔道みたいな投げ技があるので投げ技を活用して倒して踏みつけるかサッカーボールキックを仕掛けるのもありかと思いました。

 

5:この試合内容と照らし合わせた自分の課題

 この試合、ハム・ソヒが勝ったが、山本美憂に関節技を極める技術や破壊力のある打撃があれば山本美憂に軍配が上がっていたかもしれません。これを踏まえて自分の課題を書きます。

 自分の長所はパワーと柔道経験で得た組みです。戦い方は山本美憂に近いものがありますので自ずと課題は押さえ込んだ後に展開する関節技やチョークを極め切る技術や組み技の警戒を緩めるための打撃の技術が必要です。

 今後、練習で意識をするものは打撃の間合いを意識したり関節技やチョークといった倒した後のフィニッシュ技を増やすことです。

 

RIZINで流行しているにゃんこ大戦争なのでこのTシャツを着てみんなで強くなろう(笑)

6:おまけ

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 今回のRIZINもにゃんこ大戦争が目立っていました。山本美憂のパンツスポンサーであるにゃんこ大戦争を目立たせるポジションをキープできていれば勝機があったかもしれません・・・

※画像は今回の試合ではありません。

格闘技の前日計量などのパフォーマンス

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

格闘技の試合前に行われる前日計量や記者会見でのパフォーマンスについて書きます。

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1:前日計量や記者会見でなぜパフォーマンスをするのか

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 団体を問わずなぜ、プロ格闘家は前日計量や記者会見でパフォーマンスをするのかというと、自分の試合や自分が所属している団体を盛り上げて注目度を高めるためにしています。

 パフォーマンスをすることによって自分にプレッシャーをかけて自分を追い込んで高めたり、対戦相手の調子を崩したり、対戦相手と共同でパフォーマンスをして注目度を上げるためといった理由があります。

 パフォーマンスの種類は次に紹介します。

 

2:パフォーマンスの種類

 ⑴対戦相手への挑発

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 対戦相手への挑発は顔を突き合わせたり小道具を使ったり、挑発的な言葉を言ったりとやり方があります。

 ①挑発合戦

 挑発合戦は、挑発されたら挑発を返してお互いに挑発しあいます。この場合は、相手にムカついた場合かお互いに口裏を合わせて作られた挑発合戦が見られます。

 ②場外乱闘

 挑発合戦か挑発にイラついたら場外乱闘が発生します。場外乱闘も本気の乱闘もあれば、対戦相手と口裏を合わせて作られたものがあります。

 ③一方通行

 挑発をしても一切相手にしない場合がこれになります。格闘家は挑発するのではなく試合で見せるのが本物だという態度を示しています。

 ⑵自分の強さを誇示

 自分の強さを誇示する方法は、物を壊して自分の力があることを対戦相手や観客、視聴者に見せることが代表的なやり方です。

  また、ビッグマウスもこれに含まれます。

 

3:パフォーマンスの弊害

 ⑴パフォーマンスありきの計量や会見

 パフォーマンスに注目が集まってしまってパフォーマンスが得意でない選手や挑発をしないで試合で見せたい選手にとってはキツいものがあります。

 パフォーマンスで目立とうとしてパフォーマンスありきになってしまい、格闘技団体の見識が疑われてしまうケースがある場合があり、パフォーマンスに頼らないと試合を盛り上げられないのかと指摘されている団体もあります。

 ⑵実力が伴っていない

  パフォーマンスに重きを置いてしまい、実力が伴わず、パフォーマンスがメインと言われてしまっている選手もいます。パフォーマンスをするにはある程度の実力がないと恥ずかしい思いをしてしまうことがあります。

 

4:パフォーマンスについての個人的な意見

 ⑴試合や団体を盛り上げるためにはやむを得ない

 特にK-1の芦澤竜誠選手や皇治選手はパフォーマンス能力が長けています。K-1を盛り上げるためにやっているのではないのでしょうか。

 選手自身も注目を浴びるためにパフォーマンスは必要性があると思います。パフォーマンスをするのはいいのですが、それに頼らずに試合で魅せることができるようにするのが格闘家としてのやり方なのかなと思います。

 挑発合戦は好き嫌いが分かれるので諸刃の剣の要素があるので考えようですね・・・

 ⑵しなくても魅力的な試合をすれば試合や団体は盛り上がる

 RIZIN堀口恭司や朝倉兄弟はパフォーマンスをしなくても試合で盛り上げているのでパフォーマンスをしている様子はありません。

 パフォーマンスに頼らなくても試合で魅せることができるなら過度なパフォーマンスは不要なのかとも思います。

 リングでやる事で答えが出るので挑発合戦は不要なのかな。

クラヴマガでのスパーリング形式練習をとおして思ったこと

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

今日は、クラヴマガでスパーリング形式の練習をして私なりに感じたことを記事にします。

 

1:格闘技とは違う

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 今回、クラヴマガでのスパーリング形式の練習をして一番感じたことは、ルールが整備された格闘技の試合とは違うことです。

 格闘技の試合はルールが整備されていて、ルールの範囲内で勝負を決めるものです。ルールが整備されているから戦い方はルールに適応した戦い方になります。格闘技の中でルールが緩い総合格闘技やラウェイであってもルールが整備されているので、クラヴマガを使用すると想定された状況はルールが整備されていない中での戦いになるので格闘技とは違います。

 

 

2: ルール無しでの戦い

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 ルール無しでの戦いは、極論を言えば何でもありといえます。武器を利用したり、相手が武器を持っていたり、複数の人を相手にしなければならなかったり、複数で徒党を組んだりして戦うことができます。

 また、危険な状況が想定されるので、どんな手段を使ってでも生き延びることが勝利になります。極論を言えば、戦わずして逃げる事も求められてきます。状況によっては逃げることができず、戦わざるを得ない場合があります。その場合は、急所や身の回りにあるものを武器にして戦って逃げて生き延びるチャンスを作る必要性があります。

 ルール無しでの戦いは、自分がやっている格闘技や武道、武術の技に固執することなく臨機応変に動くことが求められてきます。ルール無しでの戦いをイメージした練習もしなければなりません。

 

3:こういう練習をするために必要なこと

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 ルール無しでの戦いは、何でもありなので練習をするには安全面に配慮しなければなりません。安全面に配慮する場合はいくつか必要なことがあります。

 ⑴お互いに力をセーブしてやる

 怪我をしないようにお互いに力をセーブしてやる方法があります。この方法のメリットは、ダメージを与えずに技術の確認と習得がしやすいことと身軽なので実戦に近い格好で練習できることです。デメリットは、威力を抑えているので、イメージをしっかり持たないと緊張感が欠けてしまい、実戦に繋がらない練習になってしまうことです。

 ⑵プロテクターを利用してやる

 プロテクターを利用すると、お互いにダメージを最小限に抑えることができて攻撃が実戦に近い動きでできます。メリットは、威力を上げて攻撃することができるので、実戦に近い動きでできることです。デメリットはプロテクターに頼ってしまうので、プロテクターをつけていてもつけていないことを想定して練習しないと実戦では使えない可能性があります。

 

4:基礎練習から実戦を意識すること

 最後に思ったことは、基礎練習から実戦を意識して練習することによって、実戦でも使えるようになります。

 これからも基礎練習を始め、実戦ではどの様に使えるか考え、パワーに頼ることなくできるようにしていかなければならないと思いました。