ゆうしんの格闘技見聞録

格闘技や武道・武術について思った事を気ままに書いていくブログです

2019大晦日RIZIN朝倉海VSマネル・ケイプの感想

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

今回は2019大晦日RIZIN20の感想を早速投稿します。

メインの朝倉海VSマネル・ケイプRIZINバンタム級王座決定戦の感想です。

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1:朝倉海マネル・ケイプの因縁

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 朝倉海マネル・ケイプの因縁は2018年5月6日のRIZIN10の試合から始まっています。結果は2−1で朝倉海の判定勝ちですが、ホームデジションや引き分け、マネル・ケイプの勝ちといった声が出ていました。私見ではRIZINに引き分けがあれば1−1の引き分けにしたかったが、試合展開で判断すると朝倉海が微妙に押していた印象があったので朝倉海勝利を支持します。

 マネル・ケイプにしてみれば自分が押していたと思っているので判定に不服があるのは納得します。それがあったので堀口恭司の代打としていの一番に名乗りを上げていたので主催者もこれが一番盛り上がると判断してマネル・ケイプ朝倉海の対戦相手として認めてくれました。

 朝倉海にとってみれば、前回の試合は勝利を確信していて、今回はKOか一本で完全決着をつけるつもりでした。

 

2:試合展開

 ⑴第一ラウンド

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 お互いに強烈な一発を警戒しているので慎重な出だしとなった。マネル・ケイプが仕掛けるも朝倉海は冷静に合わせて反撃してお互いに決め手を欠いた展開でした。

 このラウンドで印象に残っているのはマネル・ケイプがラッシュをかけてきても朝倉海が組んで防いで反撃のきっかけを作ろうとしている姿勢がありました。

 印象としては若干マネル・ケイプが押していたのかなと思います。朝倉海は様子見をしている感じがありました。

 ⑵第二ラウンド

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 開始と同時にマネル・ケイプが仕掛けてきて朝倉海は対処していたが、マネル・ケイプが組みになる距離からパンチを打ってきました。朝倉海としてはパンチに関してはセーフティーの距離と思っていたが、思った以上に威力があったのでぐらついて倒れてしまった。そこから一気にマネル・ケイプが倒しにかかるためにラッシュをかけてレフリーストップでマネル・ケイプのTKO勝ちとなりました。

 朝倉海は倒れてもラッシュを防ごうと冷静さを失っていなかったが、マネル・ケイプの勢いが上回ったので負けたと思われます。

 ⑶全体的な感想

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 どちらもアウトサイダーなキャラクターとして売り出されていたが、私の印象は、朝倉海はクレバーで、マネル・ケイプが野性のファイトスタイルな印象があります。

 どんなに冷静に戦っていても本能剥き出しで襲いかかってきたら自分の予想が狂ってしまって痛い目にあうと思います。本能剥き出しファイターの対処はいかに自分の距離を徹底して作り、勢いに乗せないようすることと、もし乗ってしまった場合も冷静に自分の距離を作り相手の攻撃に合わせる事を意識する事が勝利への道筋だと思いました。

 今回の試合は、朝倉海は終始冷静だったが、マネル・ケイプ朝倉海の動きをさせないように牙を向いた事が勝因と考えられます。

 今回の試合で学んだことは、戦いは冷静さとアグレッシブさを同居させることです。自分の展開になるまでは冷静に、攻撃するときはアグレッシブにする事が重要です。

 

3:今後のストーリー

 ⑴マネル・ケイプ

 マネル・ケイプRIZINバンタム級のタイトルを保持し扇久保博正との防衛戦が待っています。この防衛戦はマネル・ケイプにとって重要な一戦となります。これに勝てば恐らく対戦相手が指名出来ると思われるので、堀口恭司を指名してくるのではないかと思われます。マネル・ケイプ堀口恭司に負けているのでリベンジしたいですね。

 ⑵朝倉海

 今回の敗北で評価を落としたわけではないので、組まれた試合で捲土重来を狙うと思われます。ひょっとしたら石渡伸太郎との試合を期待しています。

 堀口恭司からリターンマッチを挑まれると思われるので、それを退けるか、堀口恭司のリベンジを許すかで方向性が別れます。堀口恭司は一回負けているのでリベンジに燃えているので冷静な朝倉海を動揺させる展開を期待しています。

 ⑶RIZINバンタム級の今後

 RIZINバンタム級戦線は堀口恭司王朝から群雄割拠の戦国時代になり、マネル・ケイプの保持するタイトルを狙う構造が出来上がりました。

 前チャンプの堀口恭司の存在感は別格で、堀口恭司が復活してタイトル戦線に加わると混沌として盛り上がります。

 佐々木憂流迦石渡伸太郎も戦線に加わって盛り上がってきます。