修斗をとおして総合格闘技の歴史について思うところ
押忍!
皆さま、お疲れ様です。
今日は昨日、SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦 Supported by ONE Championshipを観たので総合格闘技の老舗である修斗をとおして総合格闘技の歴史について思うところを書いていきます。
1:修斗の歴史
⑴佐山聡が創設した
佐山聡は第1次UWFのスタイルに疑問を感じ、プロレスとは違う格闘技として競技として成立させるために修斗を創設しました。詳細は色々なサイトで紹介されていますので割愛します。
佐山聡は技術体系をしっかりと作り、選手ファーストの団体を創設したかったのかなと思います。佐山聡が動いたことによって日本の総合格闘技が日の出を迎えたのかなと思います。
⑵リングからケージに変わった
修斗は創設時はオクタゴンケージを使っていましたが、場所等の関係でリングでしたが、2016年7月17日に創設地の後楽園ホールでの試合からオクタゴンケージが復活しました。創設時からケージで行うのは日本では異色かもしれませんが、世界的にはケージが主流なので総合格闘技としては最先端を行ってたのかなと思いました。
オクタゴンケージはリングとは違い、壁際でのストップが無く試合を止めることなく継続されるので見応えがあります。リングとケージの違いは別に記事を書きます。
⑶ONE Championshipと提携
シンガポールで産まれたONE Championshipと2019年1月に提携しました。修斗のチャンピオンが自動的にONE Championshipと契約を結ぶことになります。
ONE Championshipと提携するメリットは、修斗から世界への道筋になり、ONE Championshipのファイトマネーが破格なので金銭的なメリットがあります。
それに対してデメリットは、修斗のチャンピオンがRIZINやUFC等に挑戦できない可能性があったり、日本を代表する老舗の修斗が外資に飲み込まれてしまうのではといった懸念があります。
2:修斗がなぜ老舗といわれるか
修斗の理念は「創始以来、不正試合を全く行っていない」と「最高のバランスを持ったスポーツライクな競技である」ことにより格闘技界で信頼されている団体といえます。
RIZIN、ONE Championship、UFCといった大きな舞台で活躍している格闘家を修斗が輩出しているので修斗は人材育成も行なっている団体といえます。例として山本“KID”徳郁、堀口恭司、五味隆典、猿田洋祐といった選手が修斗出身です。
3:修斗から見た総合格闘技の未来
修斗から見た総合格闘技の未来ですが、修斗がしっかりと機能している限り安泰と信じています。
修斗でチャンピオンになればONE Championshipの契約と道筋が見えているのと、チャンピオン以外でもRIZINから声がかかれば出場できるという形があって総合格闘技の土台となっています。修斗はこれからも総合格闘技の発展をするために底辺拡大、強固な土台作りという役割を全うしてほしい所存です。