ゆうしんの格闘技見聞録

格闘技や武道・武術について思った事を気ままに書いていくブログです

「那須川天心は武尊戦がやりたければK-1と3年間の独占契約を結ぶべき」はぶっちゃけありえない!

押忍!

皆さま、お疲れ様です。

昨日の那須川天心VS志朗の興奮が冷めていない筆者ですが、この記事を見てK-1サイドのやり方に頭が来ています!!

那須川天心「K-1との3年独占契約はあり得ない」 武尊戦には「向こうの全盛期が終わってしまう」(AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース

那須川天心、武尊との世紀の決戦へK―1からの返答は「独占契約で3年間こっちに来てください」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

那須川天心はファンが喜ぶ試合や格闘技界の発展のために無謀なフロイトメイウェザー とのエキシビジョンマッチを行なったり、強者を求めて戦いの場を選ばずに出場したりしているのにK-1に3年も契約で縛り付けられてしまうのは天心サイドだけではなく、格闘技界にとって損害がおきてしまいます。

今回はこのタイトルのとおり独占契約アンチの意見を書いていきたいです。

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感想(4件)

 

1:独占契約の弊害

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 格闘技団体と選手が独占契約を行うことによってファンが求める対戦があっても自由に戦えません。今回の那須川天心と武尊のように提携していない団体間でどっちが強いか話題になっても土俵にすら立てない状態です。これではファンはがっかりしてしまいます

 ある選手が契約している団体と提携していない団体に一番強いといわれている選手がいるとします。ある選手は契約している団体では一番強い選手ですが、世論は別の団体の選手が一番強いと思っています。ある選手は契約のせいで悔しい思いをしています。本当は世論が一番強いと思っている選手と戦いたいと思っているからです。契約があるために自由に戦えません。

 独占契約の弊害は2つの説明のとおりファンの期待を裏切り、選手の自由を奪うことです。

 

2:開かれた格闘技界の実現を願う

 ⑴特にK-1に対して

 マーク・ハントジェロム・レ・バンナ等がいた頃のK-1は今みたいな鎖国主義ではなく、強さを求める戦士を受け入れる土壌がありました。なので夢のような対戦が実現していました。それに対して今の新生K-1は独占契約をして鎖国主義なので、顔触れが変わらずマンネリ化を引き起こしています。試合自体は面白いものもありますが、記者会見のやり取りがメインになってしまって本末転倒です。

 現在の新生K-1は昔のK-1みたいに戦う場所として誰でも受け入れる団体に戻ってくれたら武尊のいう地上波でK-1が実現するのかな・・・?

 ⑵RIZINKNOCK OUTのあり方

 RIZINKNOCK OUTはこれまでどおり色々な選手を受け入れるイベントとしての役割を全うしてくれればいいですが選手を送り出してくれている団体に対してもう少し利益になるようにしてくれればいいのかなとも思います。

 例えば、RIZINに積極的に送り出しているDEEPやJewelsをRIZINで宣伝することによりファンが興味を持ってくれます。DEEPやJewelsでRIZINの出場権をかけた試合をすることによって団体を代表する選手としてRIZINに参戦することによってDEEPやJewelsのファンがRIZINを支えてくれます。(DEEPやJewelsを自分の興味がある団体、RIZINKNOCK OUTに置き換えても成立します。)

 ⑶団体間の対抗戦

 山口元気が主宰するREBELSはシュートボクシング新日本キックボクシング、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONという団体と積極的に対抗戦を行なっています。この対抗戦は選手をお互いの団体の試合に派遣して行なっています。

 ONEチャンピオンシップ100大会(10月13日、東京・両国国技館)で修斗パンクラスの王者級による対抗戦が行われます。この対抗戦はONEというイベントの団体が主催するのでルールは統一されたものになります。

 団体間の対抗戦はルールの調整が難しいですが、お互いの団体での交流やルールが統一されたイベントで行うことによって実現が可能です。

 団体間の対抗戦はファンにとっても熱量が高いものがあります。自分の団体が他団体の選手と戦い、自分が応援している団体の選手が勝てば自分の団体のレベルの高さが証明されるからです。

 選手間でも自分の団体ではなく他団体のルールで戦うことによって戦いの幅が広がったりします。小笠原瑛作はシュートボクシングのルールで戦った時にシュートボクシングの魅力を感じ、シュートボクシングの試合にまた参加したいと言っていたのが印象的でした。

 那須川天心と武尊の試合と同時にRISEとK-1グループの対抗戦になったらなったで面白くなります。団体間の対抗戦という形がきっかけになればいいのかな・・・

 ⑷今回の那須川天心の発言に連動したSNSのやりとり

 特にTwitterでは色々な格闘家がそれぞれの意見を出したり、RISEの選手とK-1の選手の挑発合戦があったりと対戦の機運が高まっています。後はK-1の運営がどの様に動くかですが・・・

 

 

3:一応独占契約のメリットも書いておく

 運営側のメリットは選手を自前で揃えることが出来ることと、選手のブランド化と選手を囲うことです。

 選手側のメリットは安定して試合を組めることと契約している団体が守ってくれていることだと思います。